新卒です。仕事に行くのがいやで、明日仕事に行くのがつらい。
でもなんでこんな気持ちになっているのか、ぼんやりしていて、どうやったら解決できるのかがわからなくて、
もやもやする。この気持ちの原因と対処法を教えてほしい!
こんなお悩みを解決します。
この記事の内容
・新卒でも仕事を辞めたい人はいるのか?
・仕事を辞めたくなる理由
・仕事を辞めたくなる理由別の対処法
この記事の信憑性
この記事を書いているRINは、東大卒、就職支援NPOに属していた就活マニアで、現在は新規事業立ち上げチームにて色んな職種をまるっと経験しています。ライター等の副業もしている個人事業主です。
私自身、他者の就活を助けた経験以外に、当事者として新卒一年目で就活エージェントを多数使用しながら、転職活動も行った経験があります。
その時に得た知識をもとに、新卒だけど仕事を辞めたいと思っている方に対して、その原因と対策をお伝えするので、今のご自身の気持ちの整理や、今後の行動がわかるようになるはずです。
「新卒だけど仕事辞めたい」と思っている人は多い。
「新卒で仕事辞めたいって思うなんて、自分はなんて情けないんだ」と思ってしまう人もいると思います。まずお伝えしますが、そんなことは絶対にありません!
2021年度の厚生労働省の調査によると、新卒3年目以内に仕事を辞める人は、31.2%もいます。だいたい3人に1人が、新卒で入社した会社を辞めているということです。お友達が3人いたら、その誰かは転職する可能性があるということです。
けっこうな数字ですよね。そのため、早期退職したいというのは決して悪い感情ではありませんし、実際行動を起こしている人も多いと言えます。
今は、終身雇用の崩壊も叫ばれているので、転職はどんどん当たり前の選択肢になっていますし、早期退職に対しても「第二新卒」と言って積極採用をしている企業もあるくらいです。
ただ、今の環境から逃げたい!と思う一心で行動すると、本当は何をしたいのか、どういった環境なら頑張れるのか、吟味しないまま転職することになります。
せっかく転職してもあわなくて、また転職をする、という羽目になることも。それは避けたいですよね。
新規学卒就職者の離職状況(平成27年3月卒業者の状況)を公表します
どうして仕事を辞めたいのか、原因と対処法を知ることが大事!
漠然と不安を抱えたままでいると、今の仕事を続けるとしても、転職するとしても、悪影響を与えることは間違いなしです。
不安定な状態にいると、人は正常な判断が下せなくなってしまい、パフォーマンスも落ちますからね。
そのため、今の仕事を辞めたい理由と、その対策について知りましょう。
仕事を辞めたいと思う理由とその対処法
では、早速仕事を辞めたいと思う理由と、その対処法についてお伝えします。
Biz Hitsの新卒一年以内の転職者に向けたアンケート調査を元にしています。
Biz hits 新卒1年目の転職は厳しい?転職理由やタイミングを381人にアンケート調査
仕事内容があわない
新卒1年目は、上司の指示に従いながら、簡単な仕事から始めることが多いです。そこで「こんなことやりたくない」「思ってたのと違う」とギャップを感じることもあるでしょう。また、希望部署に配属されずに「この部署にずっといるなんて嫌だ」と絶望感を感じることもあります。
日本企業だと、初期配属が自分だと決められないことも多いので、希望と違った配属となり、思い描くキャリアを得られないのでは?と心配する気持ちになるケースも多々あります。
対処法
仕事内容があわないと思う場合、将来の見通しが立たなくて不安に思っている可能性が大いにあります。この仕事で実力を発揮できるのか?この会社で望むキャリアを得られるのか?と不安になるため、仕事内容があわないと感じることも。
その際は、まず上司に、ご自身の育成や今後の配属について聞いてみましょう。新卒の立場からはわからないこともありますが、上司は必ず何かしらの意図を持って配属しています。
会社は新卒をコストをかけて採用しているので、必ず使える人材になるように育成しようとしますし、退職リスクもできることなら減らしたいはずです(一部企業は除く)
そのため、使い捨てにしようなんて思っていませんし、会社なりに、成長できる仕組みを作っています(一部企業は除く)。
悩みを持っている新卒には耳を傾けてくれますし、話を聞きに行くことで、ご自身では気づかなった意図が見えることもあります。また、将来的な部署の移動可能性についても聞くとよいでしょう。
会社・上司の意図を知った上で重要なのが、ご自身がどうしたいのか、その思いを自分でちゃんと把握することです。
「なんとなく営業が嫌だからマーケをやりたい」「管理者になりたい」という気持ちがあったとしても、なんでそう思っているのか?最終的なゴールは何なのか?が明確に自分でわかっていないと、何をしても「仕事内容があわない、転職したい」とただ思い続けることになります。
人間関係
仕事をする上で最も心に影響を与えるといってもいい人間関係。ここでちょっとでも嫌な思いがあると、会社にいくのが辛くなります。
例えば、上司が怒りっぽい、同期となじめない、取引先とのコミュニケーションに苦労する、など、人との関係において悩みはつきません。
中でも、新卒であれば、上司や取引先という、自分より立場の強い人へのストレスを感じることが多いでしょう。
あからさまなハラスメントをする人間は、前よりは減っているのかもしれませんが、依然として新卒という立場の弱い者に好き勝手言ってしまう上司は存在します。
面倒を見てくれない、適切な指示をださない、理不尽な言動を繰り返す、といった行為も実はハラスメントに該当することがあります。
対処法
自分の捉え方を変える方法と、環境を変える方法の二種類があります。
まず前者からお伝えします。自身の感情をコントロールすることで、無駄に心を動かさずに、傷つかずにいることができます。
おすすめの本に反応しない練習という本があります。ブッダの教えなのですが、人に何か言われていらだったり傷ついたりするのはただの「心の反応」であり、「なんでこんなこと言われないといけないんだろう」「あの人は私のことが嫌いなのかな」と後からクヨクヨ考えるのは全て妄想にすぎません。
何かあったときは、「あ、今自分って反応してるな。ただの反応に振り回されてる」と内省することで、自分を客観視することで、人からの揺さぶりに動じにくくなります。
このように他者はコントロールできないので、自分の心を揺らさないようにコントロールしていくことで、ダメージを減らす方法もあります。
他人はどうあっても変えられないことも多いので、他人主体ではなく、自分主体の思考をする、ということです。
とはいえ我慢の範疇というものもありますので、環境を変える方法も取り入れることを視野にいれるとよいでしょう。
対象者が上司であれば、さりげなく人事や上の上司と話す機会があったときに、相談するのがベストです。注意してほしいのが「こんなこと言われたんです!もう会社いけません」と感情的に伝えてはいけないということです。
切羽詰まった状況であれば、なりふりは構っていられませんが、こういった報告には感情がでやすく子供っぽく思われてしまうこともあります。嫌な上司のせいで、あなたの評価がさげられるのは不本意ですから、スマートに事実を報告しましょう。
長時間労働
長時間労働のために、体調不良・精神的な不調な状態に陥ってしまう人も多いです。
仕事を覚えるために特に新卒のうちは長時間労働になることもありますが、それが常態化しており、上司からも長時間労働をするように強いられているのであれば問題です。
6時間睡眠を2週間続けると、酔っぱらっているのと同じ状態の認知機能になるという研究もあります。そのため、長時間労働を続けることは、パフォーマンスをあげることには全く繋がらないと言えます。
また、長時間労働を理由に仕事を辞めたいと考えている人のうちには、サービス残業の多さを不満としている人も散見されます。長時間タダ働きは、精神的にもきついものがあります。
対処法
残業時間は45時間を超えることで健康に悪影響がでて、80時間を超えると過労死の可能性も高まってきます。
80時間を超えた残業を無理に強いる会社はブラック企業といってよいので、ご自身の状態は正常ではないということを把握されてください。
その上での対処法ですが、まずきちんと会社に相談しましょう。上司か人事に、既定の時間内に絶対に終わらない量の仕事を与えられていて残業が常態化しているという旨を相談してみましょう。相談し、会社がどういう判断を下すのかをよく観察することです。
対応してくれるのならよいですが、「当たり前だから」「みんなやっているから」「甘ったれたことを言うな」なんて言われたら、そこはそういう会社ですので、ご自身が辛くなったら転職を検討するべきです。
成長を考え残業することもいとわないというタイプでないならば、長時間労働はただの苦行でしかありません。
長時間労働は、生死に関わる問題に発展しかねないので、深刻に捉えるべきです。
「自分の心持ちを変えよう」「リラックスする時間をとろう」とアドバイスをされることがあっても、自身の努力によるリラックスだけで睡眠時間不足・心身の疲労を解消することはできません。
仕事を辞めていい理由はあるのか?
以上、仕事を辞めたいと思う一般的な理由とその対処法についてお伝えしました。
上記の理由で「仕事辞めたい。辛いな」と思ってしまう人は数多くいます。新卒が体験し得る環境をたいていカバーしているので、ご自身のお悩みの元になっている原因は少なからず含まれていたのではないかと思います。
辞めたいと思う理由は重なることもあるので、参考になる対処法は全てご覧いただければ、ご自身の振り返りに役立つことでしょう。
気になることとして、結局辞めちゃいけないの?というところだと思います。
私自身もエージェントを利用したり、採用に関わっていたりすることもあるのでお伝えします。早期就職は安易にするものではありませんが、した方がよい時ももちろんあります。
主に、あげた理由の対処法でも対応しきれなくなったくらいに問題が明確になった、または自身の進むべき方向が見えた時は転職を検討すべきです。どんな理由でも、突き詰めていけば確固たる行動原理になるということです。
長時間労働がきつくて、肉体的・精神的に疲労困憊しきっている。
明確に自分のやりたいことが見つかったが、今の仕事では絶対にできない。
例:プログラマーになりたいが、小売店の販売員の仕事をしている。
職場でいじめなどが起こり、誰に相談しても解決せず、会社に行くことに恐怖を感じてしまっている。
上記の理由であれば、転職を早期に検討したほうがよいでしょう。
ご自身の状態の把握とケアが大事!転職という道もある。
一番大切なのは、ご自身の状態を的確に把握して、冷静に対処法をとっていくことです。でたらめに行動するのは、ご自身の評価や将来に悪影響を及ぼす可能性もあります。
就活マニアのRINの実体験からも、上司にパワハラされたことを人事にいいまくり現職でも低評価を受け、受かる見込みもない会社に転職しようと活動してしまい、将来の転職可能性をたくさん潰してしまいました(笑)
誰かにちゃんと相談する必要があったと思います。
そのため、今の仕事が辛く、転職を検討している人には、エージェントに相談してみることをお勧めします。彼らは客観的視点に立って、転職者にアドバイスをくれるからです。
最近では第二新卒向けのサポートをしているエージェントも多数あるので、相談だけでもしてみるといいと思います。
RINも4つくらい並行して話をきいてみました。転職するつもりがない場合でも、皆さん親切に話を聞いてくれました。(将来の顧客候補ですからね!笑)
エージェント会社も重要ですが、結局、担当してくれるエージェント本人との相性が大事なので、色々と登録して話を聞いてみるといいと思います。
会社は色々ありますが、今回は厳しいことで有名なGoogleの口コミで、324件という母数で星4.4の評価をされているウズキャリのリンクをはっておきます。(こんなことってあるんですかねくらいの高評価でびっくり笑)
親切なヒアリングと第二新卒転職を強みとしているので、転職初心者がまず最初に話をしにいくには最適なエージェント会社かなと思います。変に転職を推し進められないのもポイント高いです。
(中には勝手に履歴書を出す悪徳エージェントもいるので注意!)
ウズキャリは下記の特徴があります。気軽に相談に行ってみてはいかがでしょうか?
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ちなみに、エージェントは使い倒してなんぼですから、「相談だけしちゃって申し訳ない」なんて思う必要はありませんからね!